右上下に合計5本のインプラント埋入を計画し、CTシミュレーションします。
いつものように事前にフェイスボウトランスファー行い、顎関節と上顎歯列の位置関係を記録します。
咬合器にマウントして診断します。
模型上でシミュレーションしてサージカルガイド(ドリルガイド)を作成し、事前の準備は完了です。
そしていよいよ本日です。インプラント埋入オペのスタートです。
上下ともサージカルステントの適合は良好でしたのでオペの開始です。
まずは安全な領域までドリリングして深度ゲージを挿入してレントゲン写真を撮ります。
この調子で進めていきます。
上顎も同じです。
上顎もこの位置角度で問題ありませんので、ドリルステップを進めていきます。
ここからは粘膜を剥離して骨の状態を診ながらオペを進めます。
ドリリングを終えて深度ゲージを挿入した状態です。
インプラントはスイスのストローマンインプラントを用います
LT Roxolid φ4.8 10㎜ SLActive
2本のインプラントの埋入を終えました。青いパーツはインプラントの稙立のためだけに使う装置(挿入ジグ)です。
挿入ジグを外しました。インプラントフィクスチャーのスクリューホールが見えています。
封鎖スクリューで内部に骨・軟組織が出来てしまうことを防ぎます。
縫合を終えました。
ひきつづき右上に参ります。
粘膜を剥離しました。予想よりも抜歯後の骨が多くできています。
まずは手前の第二小臼歯部位に埋入します。
BLT Rxolid φ4.1mm 10㎜ SLActive
まず手前に埋入してそれを基準にオステオトームでソケットリフト(上顎洞底拳上術)を行います。
予想に反してこの部分も骨が硬く、槌打だけでは拳上が困難でしたので
少しずつドリリングを行ってから、オステオトームで拳上するという方法で行いました。
右上に3本のインプラントの埋入を終えました。
封鎖スクリューも締結し、縫合の準備完了です。
充分な減張切開を行いテンションフリーの状態で縫合して完了です。
粘膜下に完全に埋伏した状態になっていますので2回法の治癒スケジュールとして進みます。
縫合糸はおよそ1週間から10日間で抜糸します。
術後のレントゲン写真です。まずは右上です。
下顎もレントゲンで確認してインプラントオペ終了です!
W・Hさん、5本に及ぶオペをよくぞ乗り越えれられました。
麻酔が効きが悪く、想定よりも痛い思いをさせて申し訳ありません。
あとは治癒期間を待つばかりですね。
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