右上第二小臼歯部分にインプラントの埋入を計画します。
K・Tさんの弊オフィスでのインプラント埋入は3本目です。
いつものようにサージカルステント(ドリルガイド)を製作してオペに臨みます。
修正可能な深さまでパイロットドリルでドリリングし、深度ゲージを挿入してレントゲンを撮影します。
撮影したデンタルX線写真です。
わずかに先端を大臼歯側に向けるとシミュレーションの角度に近づきますので修正のドリリングをします。
修正ドリリングを行い、改めて深度ゲージを挿入してレントゲンを撮影しました。
この角度ならば予定通りです。
現在はコンピューターによって作成したドリルガイドが各社から日本市場に出回っています。
但し、ガイドの適合性やドリルスリーブとドリルのサイズ差による遊び、骨の硬さの違いによるドリルのケラレなど、
実際には現物あわせのテクニックから逃れることはできません。
ですので、私はドリルガイドを自ら作成することで脳内イメージをきちんと作ることを重要視しています。
※コンピューターガイドを否定するものではありません。個人の好みを述べています。
スイスのストローマン社製のインプラントを用います。
直径4,1㎜ 長さ10mmです。
粘膜剥離を行わないフラップレス埋入を行いました。
オペ前の通常時には仮歯をセットしています。
封鎖スクリューでスクリューホールを封鎖して撮影したレントゲン写真です。
イメージ通りの位置に埋入できて安堵する瞬間です。
埋入ポジションに歯科医師の技量がすべて出ますのでいつも緊張します。
このあと仮歯を仮着してインプラント埋入オペの終了です。
K・Tさん、最後のインプラント埋入オペおつかれさまでした!
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※インプラント診断 10800円/1ケース
インプラント埋入から完成(ジルコニアカスタムアバットメント+セラミッククラウン)まで 378,000円/本
骨移植材を伴わないソケットリフトはオペ費用に含まれます。
その他、キャップ交換、スキャニングなど合計約10,000円程度の諸費用が掛かります。
よって完成まで実際には約40万円/本かかります。