左上小臼歯部分にインプラントを埋入したいものの、骨の厚みが十分ではありません。
このようなケースではサイナスリフト(上顎洞底挙上術)を行い、骨増生した後にインプラントの埋入オペを行います。
現在の治療水準では、どうしてもインプラント治療ができない、というケースは限りなく少ないと感じています。
粘膜を剥離し、ラテラルウィンドウを形成し、上顎粘膜を挙上します。
上顎洞粘膜を挙上した部分にエムドゲインとハイドロキシアパタイトを填入します。
コラーゲンシートを用いてラテラルウィンドウ部分をカバーし、吸収性の縫合糸で縫合しました。
およそ半年の治癒期間を経て、インプラントの埋入オペを行う予定です。
K・Tさん、よくぞご決断なさいました。
治癒後が楽しみです!
※サイナスリフトはデリケートな外科処置の一つですので、術後の安静が大切です。
このケースの費用は108,000円です。