その1の続きです。
インプラントの撤去には ネオ フィクスチャーリムーバーキット を用います。
実際のスクリューと比較し、フィクスチャーリムーバースクリューを選びます。
No.1-72UNF を選択します。
ゴールド色のものがフィクスチャーリムーバースクリューです。
インプラントフィクスチャーにスクリューを正ネジで締結します。
しっかりと締結しました。
続いてフィクスチャーリムーバーを選択します。
Φ5.0 Wide を選択します。
先ほどのフィクスチャーリムーバースクリューに
フィクスチャーリムーバーを逆ネジで締結していきます。
このあとはトルクレンチで逆回転させていきます。
こういった処置には器具選択の経験値が必要です。
無事に除去できました。
除去したインプラント体です。
フィクスチャーリムーバーをセットするために
今後治療する第二大臼歯のセラミック冠を修正しています。
ノーズブローテストをすると、上顎洞と交通していますので
封鎖処置を行います。
d-PTFEメンブレン(膜)である Cytoplast (シトプラスト・サイトプラスト) を
使用します。
サイトプラスト挿入用のエンベロープフラップを形成します。
サイズをトリミングし挿入します。
上顎洞に交通していますので骨移植材は入れません。
サイトプラストの挿入を終えました。
縫合を終えました。
オープンバリアメンブレンテクニックですので
メンブレン(膜)が露出していても問題ありません。
約1週間後に抜糸し、約6週間後にメンブレンを除去します。
除去したインプラントとアバットメントです。
インターナルヘックスタイプ(内部六角)のインプラントです。
I・Mさん、インプラントの撤去お疲れさまでした。
無事終わって私も嬉しい限りです。
今後が良くなるよう願っています。
いかなるインプラントでも再治療 (リカバリー)・撤去など
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広島市 三好デンタルオフィス