※外科処置の写真が含まれますのでご注意ください。
治療技術向上のため公開しています。
本日の午前中はOさんの左下奥歯の部分にインプラントオペを行いました。
オレンジの長い筋状に見える部分が下歯槽神経管です。
下歯槽神経管を損傷すると広い範囲で麻痺が起こりますので
切断したり傷つけてはなりません。
弊オフィスの歯科用CTですと3次元的に位置を把握することが出来ます。
CT撮影・診断・シミュレーションはインプラント治療費に含まれていますので
別途費用はかかりません。
すべての患者さんにおいて必ず確認・シミュレーションをしています。
ミラー像
実際のおくちです。
左下の奥歯があった部分です。
局所麻酔後に歯ぐきをめくり骨を確認します。
骨の頂上部分は薄くなっていますので
平坦化(フラットニング)します。
その際に出る骨の切削片はフィルターつきのバキュームで採取します。
かなりの量が採取できました。
おなじみのストローマンインプラントを3本植立します。
無事植え終わりました。
植えるためのトランスファーパーツを外しました。
インプラント本体の上面が見えます。
治癒期間の間、インプラントを保護するヒーリングキャップを用意します。
ヒーリングキャップを締結したあと、採取した骨を周りに戻します。
縫合しました。
1番奥のインプラントは埋入トルクが15Ncm以下でしたので
閉鎖創とし、3ヶ月治癒期間を設けます。
手前の2本は通常通りの6週間で負荷をかけることとします。
オペ終了時のレントゲン写真です。
わずかに前方からの投影になっていますのでインプラントが近接して見えます。
骨が充分に無い場合でもCTでの診断で可能であるケースが多いです。
また、実際に骨が無くてもまず骨を造成してからインプラントを行いますので
ご心配ありません。
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Oさんは長い間、入れ歯で我慢なさっていました。
これからもう少しで入れ歯との生活も終わろうとしています。
そして何でも噛める日が近づいています。
インプラント治療は決して安価で簡易な治療ではありません。
決断なさった患者さんに最大限の幸せを感じて頂けますよう日々頑張っています。
一人でも多くの治療でお困りの方に。
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広島 三好デンタルオフィス