午前中は東広島市西条町からお越しのK・Mさんの左右のサイナスリフトを行います。
サイナスリフトとは、上顎洞底を挙上して骨量を増やす骨増生手術で
抜歯後に歯槽骨・上顎骨が著しく吸収し、薄くなってしまった場合に行うインプラント前処置です。
骨増生処置が必要な難易度の高いインプラントオペにも対応しています。
左の上顎洞の歯列に対しての断面です。骨がとても薄くなっています。
左上顎洞の歯列に沿った断面です。残根の抜歯は終えています。
右側も同じような状態になっています。
粘膜剥離して骨表面を確認します。
骨が薄いため黒く透けています。
開窓して上顎洞粘膜(シュナイダー膜)を挙上します。(ラテラルウインドウテクニック)
上顎洞粘膜を挙上して出来たスペースに骨補填材を填入します。
上顎洞粘膜と上顎洞底の間は血液が充満しているだけでも骨化することが知られていますが
確実なスペースメイキングのために骨補填材を填入します。
骨補填材の填入を終えました。
吸収性のコラーゲンメンブレン(コラーゲン膜)でウインドウをカバーして縫合します。
右側も同様に行います。
左右のサイナスリフトを終えました。
落ち着くまで強く鼻をかんではいけません。
およそ1週間~10日後に抜糸し、骨補填材の骨化を待って3~6ヶ月後にインプラントを埋入します。
K・Mさん、本日も外科処置おつかれさまでした。
今後が楽しみです!
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