右上臼歯部に3本のインプラントを埋入しインプラントブリッジを構成する治療計画です。
第二小臼歯に相当する部分はかつての根尖病変や歯周病などの炎症によって
骨が陥凹していますのでここへのインプラント埋入は避けます。
上顎洞は過去の蓄膿症の手術のため、形態がイレギュラーになっていますので
ソケットリフトには注意が必要です。
また、右上第一小臼歯は歯根が割れて動いていますので同時に抜歯を行います。
実際のおくちです。
まずは第一小臼歯の抜歯を行います。
歯根の折れている断面に大量のプラークが付着しています。
このケースの場合、臼歯が無くなったことでこの歯に過重な負担がかかり、
かつメタルコアのクサビ効果で割れたものと考えられます。
抜歯後に粘膜剥離を終えたあとの骨の状態です。
オステオトームを併用してドリリングを終えました。
インプラントはいつものようにスイスのストローマンインプラントを用います。
3本の埋入を終えました。
埋入トルクが十分であったことと、歯肉の厚みがかなりあるため
1回法の治癒となるようにオペ後からヒーリングアバットメントを締結します。
歯肉をトリミングして縫合しました。
抜糸はおよそ1週間後に行います。
予定では6週間後には仮歯で咬んでいただける予定です。
インプラントオペ終了時にクイックモード(X線照射量の少ない簡易モード)で
撮影したCT画像です。
N・Hさん、竹原市からのお越しに恐縮です。
複雑な上顎骨でしたが予定通りにオペが進んでうれしい限りです。
もしよろしければ
ブログランキングに投票のため、このリンクのクリックお願いいたします。
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス