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インプラント症例・ブログ

右上第一大臼歯部分にインプラントのフラップレス埋入オペを行いました。2021.09.02|広島

右上第一大臼歯部分にインプラントの埋入オペを行います。

骨の形態が比較的平坦なことから歯肉フラップを翻転しないフラップレス埋入オペを計画します。

 

いつものように上下歯列の型取りとフェイスボウトランスファーを行います。

 

フェイスボウの記録をもとに咬合器に上下の歯列模型をマウントしました。

 

 

埋入位置・角度のイメージを作ります。

 

サージカルステント(ドリルガイド)を製作して事前の準備は完了です。

 

 

いよいよ本日、オペに臨みます。

サージカルステントの適合を確認し、ドリリングを開始します。 

 

パイロットドリルでのドリリングを終えました。

 

この段階で深度ゲージを挿入し、デンタルレントゲンン写真を撮影します。

 

深度ゲージを挿入した状態で撮影したデンタルレントゲン写真です。

想定通りの角度にドリリング出来ていてホッとする瞬間です。

 

麻酔の針とゴム製のストッパーで歯肉の厚みを測定しておきます。

歯肉の厚みは約6㎜であることが判りました。

 

歯肉の厚み6㎜を加算してドリリングのステップを進めます。

予定の深さ、直径に向けてドリルを交換してドリリングしていきます。

 

インプラントはスイスのストローマン社製のインプラントを用います。

 

BLT Roxolid SLActive φ4.1 12㎜

 

 

歯肉の厚みが約6㎜ありますので、通常の挿入ジグでは長さが足りず埋入深度の確認が出来ません。

撤去用ツールを用いて深度の調整をします。

顕微鏡下で骨レベルとインプラントの上端の位置関係をプローベで確認します。

  

3次元的に角度を確認します。

 

無事に埋入を終えました。

 

顕微鏡下でプローベ(棒状のものさし)を用いて確認することで、

歯肉弁(歯肉フラップ)を剥離しなくても骨との正しい位置に埋入することができます。

    

ヒーリングキャップで封鎖してインプラント埋入オペの終了です。

    

骨は比較的軟らかい骨質でしたので、出来るだけ突出の少ないヒーリングキャップを選んでいます。

  

インプラント埋入後のデンタルレントゲン写真です。

※過去に左上犬歯部分にインプラント治療を受けていらっしゃいます。

※画像右端の左上第二大臼歯の金属も今後除去してセラミック修復します。

   

※オペ後5日後の状態です。

術後、痛みや出血など無かったとのことで安堵します。

    

O・Hさん、本日のインプラントオペもお疲れさまでした。

この部分で咬める日が楽しみですね。

  

※インプラント診断 10,000円+税/1ケース

インプラント埋入から完成(ジルコニアカスタムアバットメント+セラミッククラウン)まで35万円+税 /本 (奥歯の標準難易度の場合)

その他、キャップ交換、スキャニングなど合計約10,000円程度の諸費用が掛かります。

よって完成まで実際には約40万円/本かかります。(難易度によって異なります)  

※インプラント治療は外科処置につき、必ずしも成功するとは限らず、血管や神経の損傷や細菌感染などが起こるリスクがあります。 

  

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