歯科インプラント治療は骨に埋入する治療法であるため
骨が不足している場合には骨の増生が必要です。
現在では様々な手法で骨増生が可能ですのでご心配はいりません。
2013年7月13日に撮影したものです。
左上第一小臼歯部分の骨が欠損しています。
まずは第二小臼歯部分にインプラントを埋入し、
第一小臼歯部分には骨増生(GBR)を施します。
こちらの記事です。(2013年11月14日)
そして2014年5月14日に撮影したCT画像です。(X線1/2モード)
完全ではありませんがかなりの骨増生が確認できます。
今回は第一小臼歯部分に12mmのインプラントを埋入します。
いよいよ本日オペに臨みます。
本日スタート時のおくちです。(ミラー像)
大臼歯のアマルガムは今後除去します。
前回のオペ時に作製していたサージカルステントを使用します。
起始点をマークし、粘膜剥離を行います。
CT画像同様に骨が造成されています。
新生骨は軟らかいので慎重にドリリングを進めます。
ストローマン ボーンレベルインプラントΦ4.1 12mm
前回埋入したインプラントに挿入ジグを取り付け角度のガイドとします。
今回のオペでも同時に骨増生を行い、少しでも良好な形態を目指します。
ドリリング時の骨切削片はバキュームに取り付けたボーンコレクターの
フィルターで濾しとって利用します。
ボーンコレクターは使い捨てですので免疫学的な汚染はありません。
骨移植材(HA+β‐TCP)と回収した自家骨です。
インプラントフィクスチャー(本体)の周囲にまずは自家骨を置きます。
その上に骨移植材を吸収を見越して多めに盛り上げます。(オーバーコレクション)
減張切開後、縫合しました。
オペ後のレントゲン写真です。
インプラントの埋入方向・埋入ポジションに治療センスが如実に現れますので
もっとも神経を使います。
K・Hさん、最後のインプラント埋入オペおつかれさまでした。
これから年末に向けて、目指すは「完成」のみですね!
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広島市の歯科医院 三好デンタルオフィス