左上第一小臼歯が欠損しています。
今まではブリッジで補綴(ほてつ)されていました。
ブリッジを除去し、インプラント治療を行うことで
天然歯に負担のかかる神輿状態を解消します。
しかし、頬側部分には骨欠損があり陥凹しています。
暫定的にブリッジの仮歯を作製し、オペ時まで凌いでいただきます。
いつものようにオフィス内のCTで撮影し、シミュレーションします。
ソケットリフトを行い、Φ3.3mm長さ8mmのインプラントを使用します。
模型上でサージカルステントを作製します。
そしていよいよ本日オペに臨みます。
サージカルステントの適合を確認します。
骨欠損を実際に確認するため、先に粘膜剥離を行います。
ステントを用いてΦ2.2ファーストドリリングを安全な深度まで終えました。
レントゲンを撮影し確認します。
わずかに遠心側にステップを進めるように意識します。
ここからはオステオトームでインプラント床を拡大していきます。
それと同時に上顎洞底を挙上し、8mmのインプラントを埋入できるようにします。
スイスのストローマンインプラントを用います。
ボーンレベルインプラント Φ3.3mm 長さ8mm
インプラントの埋入を終えました。
トランスファージグを外しました。
インプラントフィクスチャーのスクリューホールが見えています。
封鎖スクリュー高さ0.5mmで封鎖保護しました。
骨欠損部分の骨増生処置(GBR)を行います。
頬側に吸収性メンブレンを設置します。
欠損部分に骨移植材を填入します。
縫合を終えました。
オペ終了時のレントゲン写真です。
ナロータイプのインプラントですので3ヶ月間の治癒期間を設けます。
S・Mさん、オペおつかれさまでした。
3ヵ月後が楽しみです。
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広島市 三好デンタルオフィス