左上の前歯(中切歯)部分にインプラント埋入オペを行います。
前歯のインプラントは難易度が高いものです。
CTシミュレーションにおいても骨の幅の薄さが判り、インプラント埋入時に骨増生処置を同時に行う計画を立てます。
いつものようにフェイスボウトランスファーを行い、顎関節と上顎歯列の位置関係を記録します。
KaVoプロターevo7咬合器に歯列模型をマウントして埋入ポジションを検討します。
さて、いよいよ本日インプラント埋入手術を行います。
実際のおくちです。
通常時はプラスチック製の仮歯を両サイドの歯に接着しています。
インプラントは埋入位置こそが最重要ポイントです。
写真はドリリングを終え、深度ゲージで確認している場面です。
インプラントはスイスのストローマン社製のものを使用します。
BLTインプラント SLActive Roxolid φ3.3㎜ 長さ10㎜
Roxolid(ロキソリッド)とはチタンにジルコニアを配合し、強度を向上させた新世代の素材です。
SLActiveとはインプラントの表面処理のタイプを指し、サンドブラスト後に酸処理し、すぐに専用の液体に浸漬することで
空気中の気体分子の影響をカットし、骨との結合スピードが従来よりも早い表面性状です。
慎重にインプラントフィクスチャーを埋入します。
骨の薄い部分はインプラント体が露出しますので、骨移植材とコラーゲンメンブレン(膜)で骨増生処置(GBR)を行います。
縫合を終えました。
骨と結合するまでの治癒期間を過ごしていただくための仮歯を戻してインプラントオペの終了です。
インプラントオペ終了時のレントゲン写真です。
インプラント埋入後3か月程度でインプラント本体に仮歯をセットする予定です。
「思っていたより楽でした。」とT・Kさん。
インプラントオペおつかれさまでした。
完成時がとても楽しみです!
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三好デンタルオフィス