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インプラント症例・ブログ

右下小臼歯部分にインプラントオペを行いました。2016.07.13

 

2016.07.13 CT_R22-thumb-400x384-40690.jpg

右下小臼歯部分にインプラントの埋入計画を立てます。

CTでは骨の断面の厚みが判りインプラントオペには非常に有益です。

このケースでは特に第一小臼歯部分の骨の厚みが薄い状態です。

 

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いつものようにフェイスボウトランスファーを行います。

 

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咬合器に上下の歯列模型をマウントしました。

 

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骨の厚み薄いためフラットニングしてから埋入します。

その際には皮質骨に沿って無理のないドリリングをしますので

あえてサージカルステントは用いません。

すでに埋入している右下大臼歯部分のインプラントの角度を基準に埋入します。

 

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実際の骨はCTで得られた形状通りです。

頬側に反り返るような形です。

幸いなことにフラットニングして「宅地造成」のようにしますと埋入幅が得られることが

CTによって判っています。

 

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骨の形態を整えるフラットニングを終えました。

 

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無理せずドリリングを行い、インプラント窩の形成完了です。

 

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インプラントはスイスのストローマンインプラントです。

 

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無事に埋入を終えました。

第一小臼歯部分は頬側が裂開していますので対処します。

 

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フラットニング時の骨切削片をボーンコレクターで回収して裂開部に用います。

デコルチケーション(皮質骨穿孔)も行い出血を促して治癒を促進します。

 

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縫合を終えました。

 

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プラスチックの仮歯を仮着して終了です。

隙間の部分がフラットニングによって高さを下げた部分です。

もともと上下間のクリアランスが狭かったことにも助けられています。

 

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本日終了時のレントゲン写真です。

 

K・Mさん、東広島市西条町から悪天候の中、お越しくださり恐縮いたします。

シビアな状態でしたが無事に終わって安堵しています。

 

※インプラント治療は残存歯に負担を掛けないとても優れた治療法だと思います。

部分入れ歯もブリッジも残存歯に負担を掛けてしまう治療方法であり、

材質や形態を工夫しても根本的な解決にはなりません。

残存歯に全く悪影響を与えない部分入れ歯は作れません。

周期的に歯科医療のことがメディアで取り上げられますが

インプラントすべてを悪のように喧伝する記事は、車すべてを悪とするようなものであると思います。

交通事故を鑑みれば車は今すぐ廃止したほうがよいということになりますが、実際の問題はそこではないのと同じです。

 

私は歯科の世界の内部の人間ですから声高に何かを言うことは自己への利益誘導と捉えられてしまいますので

このブログで現実を地道に記事にしていくほかないと考えています。

 

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