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インプラント症例・ブログ

左上奥歯部分にインプラントをフラップレス埋入しました。切らないオペ 2019.08.21

オフィス内の歯科用CTにて右上第二大臼歯部分へのインプラント埋入をシミュレーションします。

 

上下歯列模型をフェイスボウトランスファーを用いて咬合器にマウントしました。

 

CTデータと重ね合わせて埋入ポジションを決定します。

 

 

ドリルガイド(サージカルステント)を作成してオペ前の準備は完了です。

 

いよいよ本日、オペに臨みます。

局所麻酔後にドリルガイドを用いて第一段階のドリル(φ2.8㎜)でドリリングします。

 

深度ゲージを挿入して位置を確認します。 咬合面観です。

 

同じく頬側面観です。

この状態でデンタルX線写真を撮影て確認します。

 

撮影したデンタルX線写真です。

想定通りの位置にドリリングできていますので

ドリルの段階を経て、深さを深く及び直径を大きくしていきます。

粘膜の厚みも測定しておきます。

 

φ2.8㎜→φ3.5㎜→φ4.2㎜と直径を大きくしました。

 

インプラントはいつものようにスイスのストローマン社のものを用います。

 

 

Roxolid SLActive  φ4.8 RC 10㎜

 

インプラントのフラップレス埋入を終えました。

つまり切開することなくインプラントをオペを行うことができ、

インプラントの埋入とともに止血が完了します。

※骨や歯肉のコンディションによりますので、すべてのケースでフラップレス埋入が出来るとは限りません。

植えるためだけの青いパーツを取り外しました。

インプラント本体(インプラントフィクスチャー)のスクリューホールが見えています。

 

インプラントの埋入トルクは15Ncm以上でしたので高さ5㎜のヒーリングキャップで保護します。

 

ヒーリングキャップは歯ぐきの形態を形成するための保護キャップといえます。

 

            

同じく頬側面観です。

 

フラップレスインプラントオペ終了時のレントゲン写真です。

およそ6週後には仮歯で噛んでいただける予定です。

 

O・Eさん、この部分のオペも無事に終わって安心しました。

お正月には間に合いますのでこれからも頑張っていきましょう!

広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス

※弊オフィスでは私が受けたい治療のみを実践するため、保険診療は行っておりません。

 

※インプラント診断 10,000円+税/1ケース

インプラント埋入から完成(ジルコニアカスタムアバットメント+セラミッククラウン)まで35万円+税 /本 (奥歯の標準難易度の場合)

その他、キャップ交換、スキャニングなど合計約10,000円程度の諸費用が掛かります。

よって完成まで実際には約40万円/本かかります。(難易度によって異なります)  

※インプラント治療は外科処置につき、必ずしも成功するとは限らず、血管や神経の損傷や細菌感染などが起こるリスクがあります。

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