右下第一大臼歯部分にインプラントの埋入を計画します。
上下顎の歯列を型取りし、いつものようにフェイスボウトランスファーを行います。
フェイスボウトランスファーの記録を使用して咬合器に上下歯列模型をマウントしました。
模型上でシミュレーションします。
CTデータと重ね合わせてインプラントの埋入方向を決定します。
ドリルをガイドするためのサージカルステントを作成し、事前の準備は完了です。
すべての工程を私が行うことで脳内イメージを作ります。
いよいよ実際のインプラントオペに臨みます。
まずはサージカルステントの適合を確認します。
サージカルステントを使用してφ2.2㎜のパイロットドリルでドリリングし、深度ゲージを挿入しました。
修正が出来る深さに留めておきます。
咬合面観です。
この状態でレントゲン写真を撮影します。
撮影したデンタルX線写真です。
角度は想定通りですのでステップを進めます。
粘膜を剥離して骨の状態を確認します。
ドリルステップを進め、φ4.2㎜のドリルでのドリリングを終え、深度ゲージで確認します。
ドリリングを終えた状態の咬合面観です。
インプラントはスイスのストローマン社製を用います。
BLT Roxolid SLActive φ4.8㎜ 長さ10㎜
インプラントの埋入を終えました。
ブルーのパーツは挿入用のジグです。
ブルーの挿入ジグを外しました。
インプラント本体（フィクスチャー）のスクリューホールが見えています。
封鎖スクリューでスクリューホールを封鎖し、骨組織や軟組織がスクリューホールに入り混むことを防ぎます。
ハイドロキシアパタイト顆粒を骨吸収の防御のために撒いておきます。
ナイロンモノフィラメントの縫合糸で縫合しました。
インプラント埋入オペ終了時のレントゲン写真です。
インプラントオペ後、約一週間の状態です。
同じく抜糸後の状態です。
S・Tさん、インプラントオペお疲れさまでした。
後は時間が経過するのを待つばかりですね。
※続編の記事はこちらです。
「右下第一大臼歯のインプラントにアバットメントと仮歯をセットしました。2020.04.04」
広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス
※弊オフィスでは私が受けたい治療のみを実践するため、保険診療は行っておりません。
※インプラント診断 10,000円＋税/1ケース
インプラント埋入から完成（ジルコニアカスタムアバットメント+セラミッククラウン）まで35万円＋税 /本 （奥歯の標準難易度の場合）
その他、キャップ交換、スキャニングなど合計約10,000円程度の諸費用が掛かります。
よって完成まで実際には約40万円/本かかります。（難易度によって異なります）
※インプラント治療は外科処置につき、必ずしも成功するとは限らず、血管や神経の損傷や細菌感染などが起こるリスクがあります。
