本日の午後は山口県からお越しのF・Tさんのインプラントオペを行います。
上顎前歯4本をインプラント治療によって回復します。
抜歯後GBR(骨増生)して3か月経過しています。
今後、金属は取り除いていきます。
事前にCTシミュレーションを行います。
実際の骨の状態を見極めて②①1②インプラントブリッジ
もしくは②①①2インプラントブリッジを選択します。
いつものようにフェイスボウトランスファーします。
咬合器に歯列模型をマウントしました。
現在の仮歯の形態を参考に事前にイメージを形成していよいよオペ当日に臨みます。
今回のインプラントオペでは実際の骨を見て判断する必要があるため、
サージカルステントは作成していません。
局所麻酔後に粘膜を剥離しますと、左上側切歯部分の骨が予想よりも脆く少ない状態でした。
よって②①①2インプラントブリッジの構成を選択します。
シリコンガイドを参考にドリリングを進めます。
3か所のドリリングを終えました。
インプラントはスイスのストローマンインプラントを選択します。
チタンジルコニウム合金で強度に優れたROXOLID(ロキソリッド)インプラントです。
加えて骨との結合スピードの速いSLActive(エスエルアクティブ)の表面です。
φ3.3㎜ 10㎜×1本と12㎜×2本の計3本を用います。
SLActiveはアンプル内の液体に漬かった状態でスイスからやってきます。
生体との親和性・骨結合スピードに優れています。
3本のインプラントの埋入を無事に終えました。
左上側切歯部分のインプラントが無い部分は、3本のインプラントを支えとしてベランダのように歯冠を延長します。
挿入ジグを外して、封鎖スクリューで保護します。
封鎖スクリューで封鎖を終えました。
減張切開を加えて粘膜弁の進展性を確保し、縫合しました。
仮歯が創に当たらないようにして仮着しました。
オペ終了時のレントゲンです。
クイックモードで1/2のX線照射量で撮影しています。
F・Tさん、オペおつかれさまでした!
前歯が出来上がるのは今から楽しみです。
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インプラント治療を行う広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス