インプラント治療を行う場合、CTや歯の模型から事前に綿密に計画を立てます。
しかし、オペ時には実際の骨の状態を見て対応する必要があります。
状態によっては使用する予定で準備していたインプラントから
太さ・長さ・形状の異なるインプラントに変更する必要が出てきます。
長さを例に挙げますと、思ったよりも神経までの骨の厚みが少ない場合は
神経を損傷しないために絶対に短いものに変更する必要があります。
逆に骨の厚みに余裕がある場合は計画通りのインプラントでも構いませんが、
もう少し長いインプラントに変更すれば、よりしっかりとした安定が得られます。
変更したいけどインプラントを準備していない場合、
インプラントを植えずに縫合し、後日準備してもう一度オペをするか、
事前に準備した手持ちのインプラントを植えることになります。
三好デンタルオフィスではオペ中のいかなる変更にも対応できるように
上の写真のように予備のインプラントを準備しています。
「備えあれば憂い無し」とはよく言ったもので、オペ中の気持ちも穏やかになります。
スイスのストローマンインプラントです。
インプラントは一本ずつアンプル内で滅菌状態に保たれパックされています。
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以前、インプラントの勉強会後の懇親会が終わりましたら雨が降ってきました。
私を含め、ほとんどの先生が折りたたみ傘を取り出しました。
「インプラントをする歯科医は用心深い」と話し合ったものです。
現在の社会情勢を鑑みますと想定外を想定する必要性をことさらに感じます。
広島の三好デンタルオフィスでインプラント治療を受けられる患者さんの
安心・安全に少しでもつながれば幸いです。