左下第二小臼歯部分のインプラントのネック部分を取り巻く骨が吸収して
インプラントフィスクスチャーの露出が起こっています。
このままですとグレーの粗造面に細菌が付着し、ますます露出が進んでしまいますので
現在のインプラントを撤去し、骨増生を行い、新たなインプラントを埋入する計画を立てます。
局所麻酔後に歯肉弁を剥離しました。
頬側骨が吸収してインプラントが露出しています。
体質や骨量、負荷の程度によって骨吸収が起こる場合があります。
撤去には専用のトレフィンドリルを用いて必要最小限の骨切削に抑えます。
生理食塩水を注入しながらトレフィンバーでインプラント周囲骨を削り取ります。(顕微鏡動画)
インプラントの撤去を終えました。
d-PTFEメンブレン(膜)であるサイトプラストを粘膜遮断膜として用います。
サイトプラストでカバーします。
吸収性の縫合糸で縫合しました。
オープンバリアメンブレンテクニックにつき、表面に膜が出ていて構いません。
膜は6週後に引っ張って取り出します。
頬側面観です。
撤去したインプラントです。
インプラントを植えるのと同じく、除去する手術も重要です。
K・Tさん、早く治癒することを願っています。
広島市南区の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス