広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス 代表 三好龍治です。
呉市からお越しのO・Hさんの右上第一大臼歯部分(右上6)に、
ジルコニアセラミックインプラントの埋入を計画します。
オフィス内の歯科用CTでインプラントシミュレーションを行います。
_
上下歯列の型取り(印象採得)とフェイスボウトランスファー(顔弓計測)を行います。
_
上下歯列模型をフェイスボウトランスファーした記録を利用して咬合器にマウントしました。
_
右上第一大臼歯の欠損部分にインプラントを埋入する計画を立てます。
_
CTデータと重ね合わせインプラントの埋入角度を決めます。
_
3次元的な角度が重要ですので、自分で脳内イメージを作るために準備をします。
そうすることで、実際の骨が予想と異なる場合に臨機応変に対応出来ます。
_
鞘状のサージカルステント(ドリルガイド)を製作してインプラント埋入オペに臨みます。
_
いよいよ本日インプラント埋入オペに臨みます。
まずはサージカルステントの適合を確認し、修正可能な深さまでのドリリングを行います。
_
「ものさし」である深度ゲージを挿入してレントゲン撮影します。
_
深度ゲージを挿入した状態で撮影したデンタルレントゲン写真です。
想定通りの角度になっていますので、このまま進めます。
修正が必要な場合は、この段階で修正します。
_
本日、インプラント埋入オペを行う右上第一大臼歯の部分は、
矢印で示した頬粘膜が抜歯後に歯槽頂付近に入り込んでいますので
インプラント埋入オペの終了時にCO2レーザーを照射して頬粘膜を切り離します。
_
粘膜を剥離して骨の状態を確認しながら、より深く、より太くドリリングを進めます。
_
既にインプラント治療をご経験なさっているO・Hさんは
この部分のインプラントにジルコニアセラミックインプラントをご選択なさいました。
スイスのZ-SYSTEMS社(Zシステム)のジルコニアセラミックインプラントを使用します。
※ジルコニアセラミックインプラントは薬機法未承認医療機器です。
歯科医師である私の責任において関係法規に基づいて輸入し使用しています。
費用は55万円です。
_
扇形の白い樹脂製パーツにマウントされてスイスから届きます。
_
Z-SYSTEMS社(Zシステム)のジルコニアセラミック ワンピースインプラントです。
柱であるアバットメントまでが一体となっているワンピースインプラントです。
継ぎ目がないメリットがあります。
この他にツーピースインプラントがボーンレベルorティッシュレベルの2種類あります。
_
Z-SYSTEMS社(Zシステム)のジルコニアセラミック ワンピースインプラントの
利点(メリット)
・素材のジルコニアは酸化物セラミックであり生体親和性に優れ、メタルフリー・アレルギーフリー
・細菌付着性が低いため、インプラント周囲炎の可能性がチタンインプラントに比べて低いと考えられる
・電磁波が生体内金属に及ぼす影響の心配がなく、電磁波フリー
・ワンピースインプラントは柱であるアバットメントまでが一体となっており継ぎ目がない
・骨・歯肉の薄いケースにおいて白い素材色は透ける色が明るく審美的に有利
注意点(デメリット)
・折れる可能性がある(これはチタンインプラントでも0ではない)
・骨との結合期間がチタンインプラント(最短1.5ヵ月)に比べて長い(最短3ヶ月)
・ワンピースインプラントは埋入と同時に口腔内に突出するため、術者のインプラント治療に対する熟練度が要求される
・ボーンレベル(骨レベル)インプラントを選択してもカスタムアバットメントの製作が現時点では事実上不可能であるため、前歯の審美ケースでは不利
・歯科医師が個人輸入する必要がありチタン製インプラントよりも治療費が高額になる
_
Z-SYSTEMS社(Zシステム)のジルコニアセラミック ワンピースインプラントを
専用器具でピックアップし埋入準備します。
Z5m φ5.0㎜ 長さ10㎜
_
埋入トルクの規定値付近で埋入を終えました。
_
吸収性の縫合糸で縫合します。
歯肉貫通部分のあるティッシュレベルインプラントの場合、
縫合時の歯肉の位置づけはインプラントネックにオーバーラップするように縫合します。
また、隙間が無いように引っ張ることはせず、1~2mm程度の隙間であれば歯肉の治癒力に任せます。
原理原則に則ってお膳立てしておけば、あとは体が折り合いをつけてくれます。
_
最後に頬粘膜の入り込みをCO2レーザーを照射してカットします。
_
CO2レーザーは歯肉を蒸散しながら切りますので痛々しいですが、
日を改めて麻酔して外科処置するよりも、出来るだけ一回の処置時にまとめて行います。
_
Z-SYSTEMS社(Zシステム)のジルコニアセラミックワンピースインプラント
Z5m φ5.0mm 長さ10mmを埋入後のデンタルレントゲン写真です。
3ヶ月の治癒期間を設定し、その間は咬合圧が出来るだけかからないように気を付けて頂きます。
_
O・Hさん、本日のオペお疲れ様でした。
3ヶ月後が楽しみです。
_
広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス































